2008年06月21日
オホーツク郷土文献目録
~オホーツク網走管内の町村史を除いた明治・大正の代表的な郷土文献の目録(改訂版)
①主要文献目録
発行または著作年等 書 名 著 者 備 考
1 明治 2年 JAPANN IN YEZO. T.W.ブラキストン 蝦夷地の中の日本
2 4年 北見州経験誌 松本 十郎 新しい道史
3 12年 北地履行記 酒井 忠郁
4 16年 北海道紀行 吉田 健作 新しい道史
5 19年 旧事録
6 20年 藤野家履歴 根室市史
7 24年 北海道殖民地選定報文完 復刻本有り
8 26年 開拓指鍼北海道通覧 久松 義典
9 27年 北海道實業人名録 松井 十郎
10 29年 北見事情 神田芳太郎
11 31年 北海道殖民状況報文北見国 河野 常吉 復刻本有り
12 32年 網走港※1 貴田 国平 復刻本有り
13 43年 北海之新天地 吉田 民鉄
14 45年 北見之富源 貴田 国平
15 大正 1年 北見繁栄要覧 菊池鈍二郎 復刻本有り
16 2年 北見発達史 大場篤三郎
17 3年 網走築港調査書※2 東条 貞 復刻本有り
18 北見と人物 都香 北州 復刻本有り
19 5年 北見要覧 安藤 誠
20 北見之林業 東条 貞
21 網走支庁拓殖概要~7年 網走支庁 他年有り
22 6年 網走外三郡物産共進会報告 残務取扱事務所 写真帖ほか
23 10年 湧別兵村誌 新野尾國之
注)復刻本は網走港修築意見書・網走港湾調査報文並びに※1と※2の3巻
②文献の概要
1.政府の依頼で調査のために宗谷へ赴いたときの浜中からオホーツク沿岸の記録。
2.松本判官が根室在勤中に斜里郡から宗谷郡まで視察したときの日記。
3.開拓使官吏の酒井が札幌より日高、十勝、根室、北見、天塩を巡回視察した報告書。
4.内務官僚時代の吉田が道内を視察したときの記録。吉田は北海道製麻の創設者。
5.藤野家の網走支店が開拓使網走郡出張所に提出した報告書。
6.天明元年から明治20年までの藤野家の活動の編年記録。
7.北見調査は明治22年。地理、土性、用水、運輸などの基本情報を掲載。同30年第三報文まで有り。
8.久松は北海道毎日新聞の記者。特に漁業に詳しく実業家や村総代などの人名録が有用。
9.どちらかいうと宗谷に比重を置いたもの。漁家・商家、旅館などの人名録が有用。
10.網走地方は明治26年12月末現在のもの。当時の実業名士録。
11.明治29年に地理、気象、産業など村落ごとに実地調査した詳細な記録。
12.網走港修築請願のために編纂された要覧。
13.筆者も閲覧したことがない、極めて稀少な一品。
14.網走線開通を記念する北見東部四郡の概覧。有力者の経歴などに詳しい。
15.網走~池田の開通を記念した要覧。写真と広告が多い。
16.北見之富源・北見繁栄要覧とで3部作と云える。産業について詳しい。
17.網走港修築を祈念したもの。港湾調査書のほか貴重な資料が多い。
18.北見東部四郡の名士録。写真と広告が多い。
19.網走外三郡物産共進会での北見東部四郡の拓殖概覧。広告が多い。
20.北見木材大会の記録。活況を呈した北見林業界を知るに有用。
21.この外、いくつかの同種文献があるが本書にはかなわない。
22.共進会受賞者ほか、当時の有力農業者の氏名が一覧できる。
23.湧別屯田だけではなく、遠紋地方の初期開拓の状況を解説。
第60回網走管内郷土誌の目録
北海道の歴史,北海道の文化,北海道文化財保護協会,http://turiyamafumi.kitaguni.tv/
①主要文献目録
発行または著作年等 書 名 著 者 備 考
1 明治 2年 JAPANN IN YEZO. T.W.ブラキストン 蝦夷地の中の日本
2 4年 北見州経験誌 松本 十郎 新しい道史
3 12年 北地履行記 酒井 忠郁
4 16年 北海道紀行 吉田 健作 新しい道史
5 19年 旧事録
6 20年 藤野家履歴 根室市史
7 24年 北海道殖民地選定報文完 復刻本有り
8 26年 開拓指鍼北海道通覧 久松 義典
9 27年 北海道實業人名録 松井 十郎
10 29年 北見事情 神田芳太郎
11 31年 北海道殖民状況報文北見国 河野 常吉 復刻本有り
12 32年 網走港※1 貴田 国平 復刻本有り
13 43年 北海之新天地 吉田 民鉄
14 45年 北見之富源 貴田 国平
15 大正 1年 北見繁栄要覧 菊池鈍二郎 復刻本有り
16 2年 北見発達史 大場篤三郎
17 3年 網走築港調査書※2 東条 貞 復刻本有り
18 北見と人物 都香 北州 復刻本有り
19 5年 北見要覧 安藤 誠
20 北見之林業 東条 貞
21 網走支庁拓殖概要~7年 網走支庁 他年有り
22 6年 網走外三郡物産共進会報告 残務取扱事務所 写真帖ほか
23 10年 湧別兵村誌 新野尾國之
注)復刻本は網走港修築意見書・網走港湾調査報文並びに※1と※2の3巻
②文献の概要
1.政府の依頼で調査のために宗谷へ赴いたときの浜中からオホーツク沿岸の記録。
2.松本判官が根室在勤中に斜里郡から宗谷郡まで視察したときの日記。
3.開拓使官吏の酒井が札幌より日高、十勝、根室、北見、天塩を巡回視察した報告書。
4.内務官僚時代の吉田が道内を視察したときの記録。吉田は北海道製麻の創設者。
5.藤野家の網走支店が開拓使網走郡出張所に提出した報告書。
6.天明元年から明治20年までの藤野家の活動の編年記録。
7.北見調査は明治22年。地理、土性、用水、運輸などの基本情報を掲載。同30年第三報文まで有り。
8.久松は北海道毎日新聞の記者。特に漁業に詳しく実業家や村総代などの人名録が有用。
9.どちらかいうと宗谷に比重を置いたもの。漁家・商家、旅館などの人名録が有用。
10.網走地方は明治26年12月末現在のもの。当時の実業名士録。
11.明治29年に地理、気象、産業など村落ごとに実地調査した詳細な記録。
12.網走港修築請願のために編纂された要覧。
13.筆者も閲覧したことがない、極めて稀少な一品。
14.網走線開通を記念する北見東部四郡の概覧。有力者の経歴などに詳しい。
15.網走~池田の開通を記念した要覧。写真と広告が多い。
16.北見之富源・北見繁栄要覧とで3部作と云える。産業について詳しい。
17.網走港修築を祈念したもの。港湾調査書のほか貴重な資料が多い。
18.北見東部四郡の名士録。写真と広告が多い。
19.網走外三郡物産共進会での北見東部四郡の拓殖概覧。広告が多い。
20.北見木材大会の記録。活況を呈した北見林業界を知るに有用。
21.この外、いくつかの同種文献があるが本書にはかなわない。
22.共進会受賞者ほか、当時の有力農業者の氏名が一覧できる。
23.湧別屯田だけではなく、遠紋地方の初期開拓の状況を解説。
第60回網走管内郷土誌の目録
北海道の歴史,北海道の文化,北海道文化財保護協会,http://turiyamafumi.kitaguni.tv/
Posted by 釣山 史 at 09:25│Comments(0)
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