2008年03月06日
古書ファンへ自慢の第一版
~めずらしい開拓資料
◆北海道移住手引草/明治33年
移住者のために「北海道移住案内」に引き続いて明治33年から大正12年まで発行されたリーフレット。北海道の概況、渡航の案内、殖民地と未開地処分、移住の心得、開墾・耕種などが紹介されている。
大正13年には再び「北海道移住案内」と改題されて昭和11年まで続いたが、この第一版は現存が少なく、これだけ保存状態の良いものは極めてまれな一品。
◆第一北海道土地処分案内/明治28年
明治19年制定の「北海道土地払下規則」を基本に当時の土地の取り扱い、貸下げ手続きの方法と主に道央の殖民地を詳しく解説している。
注目すべきは干場のための海浜地の貸下げの項に『鰊建網(行成網及び角網)』とあり、鰊角網がこのころすでに道内へ広まっていたことを示している。めずらしい第一版だが惜しくも同年の再販本、しかし納豆博士の半澤洵旧蔵と云うプレミア付き。
◆北海道殖民図解/明治28年
第二版が明治36年、第三版が同39年発行のいずれも多数の写真入りの分かりやすい冊子式のガイドブックで、市街や開拓地の様子を伝えていて、この第一版のみは銅板刷りの一枚もの、図版はすべて絵であるが、たいへんめずらしいため余り知られていない。
所蔵のものは残念ながら痛みがはげしく、余白に『明治廿八年七月京都第四回内国勧業博覧会場・・・受領ス』とある。
北海道の歴史,北海道の文化,北海道文化財保護協会,http://turiyamafumi.kitaguni.tv/
祝!ようやく目標の第30回となりました。
◆北海道移住手引草/明治33年
移住者のために「北海道移住案内」に引き続いて明治33年から大正12年まで発行されたリーフレット。北海道の概況、渡航の案内、殖民地と未開地処分、移住の心得、開墾・耕種などが紹介されている。
大正13年には再び「北海道移住案内」と改題されて昭和11年まで続いたが、この第一版は現存が少なく、これだけ保存状態の良いものは極めてまれな一品。
◆第一北海道土地処分案内/明治28年
明治19年制定の「北海道土地払下規則」を基本に当時の土地の取り扱い、貸下げ手続きの方法と主に道央の殖民地を詳しく解説している。
注目すべきは干場のための海浜地の貸下げの項に『鰊建網(行成網及び角網)』とあり、鰊角網がこのころすでに道内へ広まっていたことを示している。めずらしい第一版だが惜しくも同年の再販本、しかし納豆博士の半澤洵旧蔵と云うプレミア付き。
◆北海道殖民図解/明治28年
第二版が明治36年、第三版が同39年発行のいずれも多数の写真入りの分かりやすい冊子式のガイドブックで、市街や開拓地の様子を伝えていて、この第一版のみは銅板刷りの一枚もの、図版はすべて絵であるが、たいへんめずらしいため余り知られていない。
所蔵のものは残念ながら痛みがはげしく、余白に『明治廿八年七月京都第四回内国勧業博覧会場・・・受領ス』とある。
北海道の歴史,北海道の文化,北海道文化財保護協会,http://turiyamafumi.kitaguni.tv/
祝!ようやく目標の第30回となりました。
Posted by 釣山 史 at 22:09│Comments(0)
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