2012年12月28日
奉安殿の建築基準
現存する奉安殿の調査を重ねて数年、ほとんど知られていないのが、奉安殿の建築基準である。
①社殿(神社)造であってはならない。
②適当な通風孔を設けること。
③扉は2重にし、内扉は金網張りとすること。
④屋根は瓦やトタン葺の場合は、雨漏りがしないように下に柾を敷くこと。(つまり、瓦やトタンでなくても良い)
最初期には、どのように造って良いかが分からず、後に①の指導によって改築されたものもあった。
第332回 奉安殿の建て方 北海道の歴史,北海道の文化,北海道文化財保護協会,http://turiyamafumi.kitaguni.tv/
タグ :奉安殿の建築基準
2012年12月24日
2012年12月22日
開戦の詔書
終戦後の詔勅類の管理 『教育に関する勅語(以下、教育勅語)』其の他詔書の謄本類は現在奉安殿或は奉安棚に最尊重に奉置し鎖鑰する様にしているが昭和二十一年四月五日宮内大臣官房発第六六号『御写真取扱要綱』によると勅語謄本類も奉安殿等に奉安することは避けねばならぬ様に思料せられますが如何に御取扱を致すべきものか又御奉還申上ぐるようなことはないかにつき御伺致します との三重県知事の伺いに対し、文部省学校教育局長の回答は、昭和二十一年七月十日 伺い出のことは学校長の見識に於て適宜措置する様願いたい としており、勅語及び詔書は学校長の裁量で保管・管理され、後の昭和二十三年六月二十五日に教育勅語等の謄本は返還し、それ以外の勅語、詔書等は適当な処置を講じるように通牒された。 ※教育勅語等とは、『教育に関する勅語』、『軍人に賜はりたる勅諭』、『戊申詔書』、『青少年学徒に賜はりたる勅語』と解される。 以上のように詔勅類の保管と処分は一定せず、教育勅語等の回収がひそやかに行われたこともあって、明らかではない部分が多い。こうして道内に残る奉安殿や詔勅類の調査を初めて数年、未だに出会っていないのが、太平洋戦争時の『開戦の詔書』である。 図は、現在、私の手元にあるのであるが、知見が得られず、いわゆる小学校等にあった本物の詔書謄本か、どうかが判断できないでいる。
第330回 開戦の詔書 北海道の歴史,北海道の文化,北海道文化財保護協会,http://turiyamafumi.kitaguni.tv/
2012年12月20日
陶製の兵器
戦中、国内では金属製品の供出が奨励されたが、いよいよ物資が欠乏すると陶製の兵器が現れた。
①備前焼の三式地雷
②実戦配備されなかった陶製手榴弾(備前焼)
③信楽焼の四式手榴弾
第329回 陶製、代用の兵器 北海道の歴史,北海道の文化,北海道文化財保護協会,http://turiyamafumi.kitaguni.tv/
2012年12月08日
二宮尊徳を買った
趣味が高じて二宮尊徳(金次郎)像を買いました。
明治の九谷焼と、たぶん、大正の青銅製です。
第328回 二宮尊徳(金次郎)像 北海道の歴史,北海道の文化,北海道文化財保護協会,http://turiyamafumi.kitaguni.tv/
明治の九谷焼と、たぶん、大正の青銅製です。
第328回 二宮尊徳(金次郎)像 北海道の歴史,北海道の文化,北海道文化財保護協会,http://turiyamafumi.kitaguni.tv/