2013年01月09日
五傍の掲示1

“五榜の掲示”を買った この高札は「五榜の掲示」の第一札である。これは「五箇条の誓文」が公布された翌日の慶応4年3月15日に公示された新たな政府の基本的な禁令で、この第一札は『五倫=守るべき5つの道理、鰥寡孤独廃疾ノ者ヲ憫ム=寄辺のない者への憐み、殺人・放火・窃盗の禁止』を説いたものだった。 そして大津県とあるのは、慶応4年閏4月25日に近江国の幕領と旗本領を統括するために置かれた県で、滋賀県の前進に当たる。幕末・維新の混乱期に目まぐるしく変わった統治機構の一端をを示すものである。 北海道内では、1点を網走市立郷土博物館に確認できる(数年前に私が発見した)、そして七飯町歴史館には“大政奉還の詔”の高札がある。
第334回 五倫の道 北海道の歴史,北海道の文化,北海道文化財保護協会,http://turiyamafumi.kitaguni.tv/
Posted by 釣山 史 at 20:03│Comments(0)
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