さぽろぐ

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2009年09月13日

カムイ・チェップ・ノミ

神の魚・サケへのアイヌ儀礼

 この9月13日に紋別市元紋別のモベツ河口において、北海道アイヌ協会紋別支部長 畠山 敏氏の主催による第8回カムイ・チェップ・ノミが行われた。
 エカシ(祭司)を務められたのは、千歳市在住でアイヌ語ペンクラブ会長、イヨマンテの会々長の野本久栄氏で、これは神の魚(秋サケ)の遡上に感謝し、本年の豊漁と無事故を祈念するものである。


祭礼の始まり
 ・祭主の「オンカミアンナー(礼拝を始めます)」という言葉でオンカミ(礼拝)が始まる。
 ・イクパスイ(捧酒箸)とトゥキ(酒盃)が配られ、お酒が注がれる。
 ・イヨマレクル(お酒を注ぐ人)の「イヨマレピリカ(お酒がうまく注ぎ終りました)」の合図で、カムイ・ノミに入る。
















 さて、つづいては紋別でのヌササン(祭壇)におけるイナウ(御幣)の配置を紹介する。
















第145号 アイヌのサケ祭り     北海道の歴史,北海道の文化,北海道文化財保護協会,http://turiyamafumi.kitaguni.tv/
  

Posted by 釣山 史 at 23:11Comments(0)郷土の語り