2011年01月07日
もんべつの前浜
なんで、もんべつの海産物は、おいしいの? お魚と漁業の種類は? ◆世界の3大漁場 世界の3大漁場のひとつの北西太平洋に含まれるのがオホーツク海で、その豊かな海で最も流氷が南にやって来るのが紋別です。 つまり、図に見るように宗谷海峡から回った南からの暖かい海流と、北からの冷たい海流がぶつかり合うのが、北海道のオホーツク沿岸で、そこにはいろいろな種類のお魚が集まります。 特に流氷の下に発生するアイスアルジーというコケ(藻)は、いろいろなプランクトンや微生物を育てて、それらを食べるお魚にとっては、豊かで暮らしやすいところなのです。お魚もおいしいエサをたくさん食べて、おいしく育ちます。 そしてこの流氷のために、冬の間が休漁となることで、自然とお魚を獲りすぎないようにしているのです。 ◆前浜で獲れるお魚 ・沖合い底引き網漁では、ズワイガニやボタンエビなどの甲殻類とアカガレイなどのカレイ類、スケソウダラ、ニシンなど。 ・底建網漁では、ホッケやクロガシラガレイ、イカなど。 ・ケタ網漁は、ホタテガイやホッキガイなど。 ・さし網漁が、マガレイやニシンなど。 ・定置網によるサケ・マス漁。 ・そのほか籠漁によるケガニ漁や船外機船でのコンブ漁、そしてコムケ湖やシブノツナイ湖のホクカイシマエビやシジミ漁など。 ホタテガイやケガニとタラバガニ、スケソウダラ、ニシンなどは北海道ならではの魚介類で、ホタテガイの乾貝柱の生産は、日本でもオホーツク沿岸が中心で、また、スケソウダラを主な材料とする「すり身などの練り製品」は、全国のおおよそ1/4から1/3が紋別産です。
第224回 紋別前浜のお魚と漁法 北海道の歴史,北海道の文化,北海道文化財保護協会,http://turiyamafumi.kitaguni.tv/
第224回 紋別前浜のお魚と漁法 北海道の歴史,北海道の文化,北海道文化財保護協会,http://turiyamafumi.kitaguni.tv/
Posted by 釣山 史 at 21:39│Comments(0)
│郷土の語り
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