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2010年05月21日

ホタテあれこれ

ホタテあれこれ
もんべつの「ホタテ」!! 北海道を代表とする北海道らしい魚介類としては、古くは「三魚」と云われたサケ、マス、ニシンや「俵もの」と呼ばれる中国向けのいりこ、干あわび、コンブなどがあり、北海道の特産品であるホタテ貝も、幕末には干貝柱として登場し、明治に入って同じく盛んに中国へ輸出されて、現在に至っています。 蝦夷地を北海道と名付けたことで知られる松浦武四郎が、幕末に寿都のアイヌ人の民話として『たくさんの海扇(ほたて)が、フタを帆にしてやって来た』と記しており、箱館奉行所の栗本鋤雲は、『蝦夷の三絶』のひとつとしてホタテの干貝柱をあげています。 また、ペリーが箱館に来航したとき、珍しいとホタテの貝殻をアメリカに持ち帰って、後の1857年にはJohn.C.Jayにより、学名 Patinopecten yessoensisと命名されています。Yessoensisとは「蝦夷」のことで、蝦夷櫛皿貝=北海道の櫛のような貝の皿を意味します。 このホタテ漁は北海道でも、とりわけオホーツク海沿岸の中西部が有名で、ホタテ漁の専用漁具と云えば『紋別八尺』と云われるくらいで、また、当地が干貝柱の共販制の先駆けとしても知られるように、「ホタテ漁業史」にとって重要な位置にあります。













































第180号 紋別のホタテの歴史(再)    北海道の歴史,北海道の文化,北海道文化財保護協会,http://turiyamafumi.kitaguni.tv/

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Posted by 釣山 史 at 20:47│Comments(0)北海道の歴史
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