2012年03月04日
イモ版・香川
予告:釣山コレクション、香川軍男の原点 昨年度は、以前より行ってみたいと思っていた「野付通行屋遺跡」を訪問、自費制作による絵葉書を作成し、また、長年、やりたかった地元に関係する南極講演が開催できた。 さて、ことしの目標であるが、北海道文化財保護協会で、紋別市の旧鴻之舞金山を巡見しようとの案が持ち上がり、実現されることを心待ちに準備を進めている。そうしてもうひとつは、当地で育った北海道を代表する版画家・香川軍男展の開催である。 彼は果敢な少年期を当地で過ごしたもので、それを知った数年前から着々と準備を進めていたもので、ちょっとした展覧会に耐えうる程度の作品は取り揃えた。数十点はあろうか、デッサン、燐票?(蔵書票代わりであろう) 、手作りの私家本、そして香川の原点である薯版年賀状に、『いもほりの記』自筆原稿ほかの数々で、中には発行番号の無いサイン本があり、贈呈されたものであろう。 秋から年末の間をめざしたい。 香川は『いも版AINU帖』あとがきで、 過去茫々、尋常小学校のとき、コタンからかよっているともだちの持っていた、文様を焼き火箸でつけたガッケ(竹を割ってつくった遊び道具)が欲しかった。ほんとうにいいものだった。彼はどうしているだろうか。 …と語っている。
第295回 イモ版・香川軍男 北海道の歴史,北海道の文化,北海道文化財保護協会,http://turiyamafumi.kitaguni.tv/
Posted by 釣山 史 at 12:05│Comments(0)
│郷土の語り
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