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2010年06月12日

浜のまち・紋別

ホタテとカニのまち
概略 紋別の水産界






浜のまち、もんべつ ◆紋別市の概要 我が紋別市は、流氷砕氷船ガリンコ号や氷海展望塔オホーツクタワーで知られる、遠くアムールから流氷がやって来るマチ。冷涼で低湿な北海道内では比較的に穏やかな気候に恵まれ、道内でも早くから漁場として開け、その豊かな漁場に支えられた漁業を中心に、大自然を活かした『農林漁業のまち』として発展して来た。漁業はタダ獲るだけの漁業から育てる漁業へと転換し、共業化も進んでホタテやサケ・マスを主に漁業生産の安定化が図られ、農業では、道東でもいち早くに製酪が行われた地域であり、今は大規模な製乳工場がある一大酪農地帯として、林業は、開拓時代の黎明期には幾つものマッチ軸工場があった林産工業の先進地で、現在は、当市が中心となって日本一の森林認証エリアを形成する、森から海へと連携した『海と大地の恵み』からなる1次産業を基盤とした食料供給基地である。また、かっては東洋一の金山と呼ばれた住友鴻之舞金山があり、世界を席巻した北見ハッカの濫觴の地でもある。そしてオホーツク海のほぼ中央に位置する紋別港は、『重要港湾』に指定され、移出入のみならず水産物を中心とした海外との重要な貿易港でもあり、水産加工場などへの海外からの研修生も多く、国際的な経済交流と流通の拠点であり、また、流氷が到来する南限の地域として、これらを活用した観光開発や氷海研究、環境問題にも力を注いでいる。◆漁業のまち 紋別市は、以前は定置網や沖合底曳、北洋漁業など、大きな資本を要する大型漁業が盛んであって、それに伴い早くから先進的な加工・流通がなされて来た。反面、沿岸漁業は零細な者が多く、仕込みによる商業資本に支配されながら、ホタテやカニなど、繰り返す好不漁に悩まされていた。 昭和初期に他を先駆けて「漁業者=漁業に従事する者」との漁民運動が起こり、組合員の整理を断行、このことは現在でも「兼業は禁止」として受け継がれている。戦前戦後の紋別水産界においては、有力代議士であった松田鉄蔵と最新の加工技術に熟練し、元水産庁の役人でもあった松崎隆一の両人が、当地に与えた影響は非常に大きく、また、後のニチロや大洋漁業となる大手資本が早くから進出したことが、今の紋別産業界の基礎を築いたと云え、戦後間もなく、全国初の水産モデル地区に指定され、地元水産3組合が合併して組織の強化が図られ、また、重点的に国からの資金と援助を受けると、次々に最新の施設を整備して、昭和30年代前半までには、全国でも稀に見る近代的な水産都市が形成された。その後の200海里規制以降の漁業規制の強化は、遠洋・沖合の大型漁業の衰退をもたらし、資源の急激な減少もあって、かっては凡そ40隻はあった大型船が、今ではたった4隻にまで減少、主に加工とされる「スケソウ」などの多獲魚の水揚げが激減し、それは加工業の業態の変化ともなり、今はロシア産の輸入ガニに頼る加工が盛んとなった(4年連続、カニ輸入日本一)。不安定であった沿岸漁業は、その後、「ホタテ、さけ・ます」を中心とした増養殖へと転換し、この増養殖が全水揚げの6割強を示すようになって、また、ホタテ漁やさけ定置網の共業化・共同化もあり、漁業経営は次第に安定して来た。そして流通・加工においても消費者が強く望む「食の安心・安全」に応えた衛生と鮮度が高度に管理される「HACCP」への対応により、競争力のアップを図っているところである。◆紋別ゆかりの人物・・・・・・●水産関係者 ☆歴史上の人物 ●藤野四郎兵衛~漁場主(又十番屋)  ●宮崎簡亮~開拓使官吏(開進社・社長)  ●木村嘉長~仁木竹吉の補佐役(仁木町を建設)  ●岡村文四郎~開拓者、参議院議員  ●松田鉄蔵~企業家、代議士  ●松崎隆一~企業家(カニ工船のモデル)  ●中浜 明~入植者(万次郎の孫)  ●草鹿犀之助~産業組合の設立者(ミッドウエイ開戦参謀の一族)  ●D・ゲンダーヌ~サハリン先住民族文化の伝承者 ☆文化芸能、スポーツ 半澤 中~写真家(オタス写真館主)  ●本庄陸男~プロレタリア作家  ●香川軍男~いも版画家  ●手島圭三郎~絵本作家  ●堀川 真~絵本作家  ●あべさゆり~漫画家 ●モンキーパンチ~漫画家 ●長谷川初範~俳優 ●勝浦 修~プロ棋士 ●宮川 泰~作曲家 ●田中利明~卓球世界チャンプ ☆その他 ●堀 達也~元北海道知事  ●佐野法充~現民主党北海道連・幹事長
◆昭和35年ころ                           ◆昭和40年ころ














第185号 紋別の水産・概史    北海道の歴史,北海道の文化,北海道文化財保護協会,http://turiyamafumi.kitaguni.tv/
 

 

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