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2012年09月29日

釧路と十勝の戦時遺産の旅 2/3

ちょっと右寄り、太平洋岸、道東に残る戦時遺産の旅 2/3





















































ああああ



白糠町公民館図書室(上茶路遺跡の遺物)  ◆浦幌町、豊頃町 国道38号線沿いのJR直別駅から道道直別共栄線を通って海岸へ出たところ、白糠丘陵が舌状に浜へせり出した国史跡のオタフンベチャシ跡がある。オタ・フンベとはアイヌ語で砂・クジラの意。壕で囲まれたチャシは古記録にも表われ、道内各地に残る「寄りクジラ」伝説に関係する砦跡だ。 ・道内に残る「寄りクジラ」伝説 アイヌ人の戦い(一方がオロッコの場合もある)において、夜間に砂でクジラ型の小山を作り、そこに魚を置いた。翌朝、群がる海鳥を見て、クジラが打ち上がったと思い、喜び勇んで無防備に砦から出て来た敵方を待ち伏せにして不意打ちにしたという…、ほかに枝幸や知床のウトロなどに同様の伝説がある。 (浦幌町) オタフンベチャシ跡 (豊頃町)トイトッキのトーチカ 浦幌町に入った辺りからお天道様がてかてかと照り出した。ようやくガス体を抜けたらしい。気持ちがイイくらいの真っ青な空である。共栄の三叉路で、ゆでとうきびを買う。とっても美味しゅうございます。 さて、十勝川と浦幌十勝川の間に位置する北海道指定文化財・大津海岸トイトッキ浜野生植物群落にあるトイトッキトーチカ。比較的大型であり、複雑なつくりである。保存状態は良い。 浦幌町直別 オタフンベチャシ跡 JR直別駅を過ぎ、道道直別共栄線で海岸線に入ったところ。厚岸アイヌ(北見アイヌとも)が白糠アイヌを攻めたときの白糠軍の砦跡だという。 浦幌町字桜町 浦幌町文化会館 時間が足りません。立ち寄らず。 国道336号、豊頃町大津海岸 トイトッキトーチカ 旧十勝川河口東岸にあり。妙にお社とコラボしている。中には入れなかったが、比較的大きく封雑なつくりのよう。指揮所跡か? 大樹町旭浜 旭浜トーチカ群 旭浜漁港から歴舟川方面の海岸にかけて列をなすトーチカ群は壮観だ。大樹町ではトーチカ・マップを作成しており、参考にして欲しい。現存15カ所を全て回るには、かなりの覚悟が必要だ。 ◆大樹町その1 大樹町では、15カ所でトーチカが確認できるという。戦後も約70年を経て、最近ようやく、この手のものに対するアレルギーも薄まり、観光が目的ではあっても、これらを歴史遺産として保存しようとする動きが見られるようになって来た。大樹町や広尾町などでは、周辺整備を行うなど、積極的に活用しようとしている。 はるかに続く旭浜トーチカ群は有名であり、予報外れの好天のなか、腰痛持ちには起伏のある砂利浜の歩みはきつく、4つの見学(内陸部の1カ所と合わせて5カ所)で精いっぱいでした。とにかく暑かった~、はるかに続くトーチカの列 (大樹町)旭浜のトーチカ群 温泉 宿泊施設 開湯は昭和55年という、比較的、新しい晩成温泉は、ホロカヤントーや生花苗沼などがある原生花園の中に位置し、夏のキャンプや秋のサケ釣りで知られている。 当初は、ナトリュウム塩泉をうたっていたが、平成16年の産業技術総合研究所の調査により、ヨウ素を高濃度に含有する国内でも稀な温泉であることが分かった。とても体が温まる。笹原に海岸にと探索し、切り傷、虫刺されも沁みないとってもマッタリの良い湯です。レストラン、休憩室を完備。別棟の宿初施設は、朝食に軽食がついてナント一泊3千円です。 ○泉 質:ナトリウム塩化物泉、pH7.8、ヨウ素イオン12.2ppmを含む ○源 泉:18.0℃、湧出 310L/分 *加温、濾過、循環式 ○営 業:(日帰り)10時00分から21時30分まで ○休 館:4月~9月は第2・4火曜日、10月~3月は毎週火曜日 ○料 金:大 人500円、中学生300円、小学生200円 ○問い合わせ:℡01558-7-8161/Fax01558-7-8160 ・晩成温泉宿泊施設「原生花園」 ○宿泊料金:高校生以上3,000円、中学生2,000円、小学生2,000円 ○食事:夕食は温泉施設の食堂を利用、朝食はトーストセットが込みこみ。













第313回  太平洋岸、右寄りの旅2           北海道の歴史,北海道の文化,北海道文化財保護協会,http://turiyamafumi.kitaguni.tv/