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2012年07月09日

北海道の川崎船2

道内でも、既に江戸後期の鱈釣漁に川崎船が使われていたと云う。 図1 遠洋漁業調査報告/大正8年 図2 遠洋漁業調査報告/大正8年 ◆補追 ・図1漁船の建造地は小樽高島、道庁令水産業補助規則により150円の交付を受けた大型の改良川崎船。鱈延縄、鰈手繰網、鰊刺網及び烏賊釣漁に使用され、このとき同型船は8隻あった。縦帆に改良の必要があるとしている。 図3 改訂 北海道拓殖の進歩/明治45年 図4 網走支庁管内概況/昭和9年 ・図2漁船の建造地は根室で、根室、国後、択捉において鱈延縄を行った。大中小あるも全て同型で、このとき93隻があった。 ・ 道庁は、明治37年から各支庁へ水産巡回教師を派遣し、短期水産講習会を開催した。図3漁船は茅部郡水産組合の改良川崎船による鰈打瀬網の実地講習である。 ・図4は、昭和初期の湧別浜でホタテ桁網漁を行う川崎船。

第303回 北海道、川崎船の普及   

Posted by 釣山 史 at 20:35Comments(0)北海道の歴史