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2011年07月13日

鷲ノ木遺跡

鷲ノ木環状列石 北海道文化財保護協会の巡見1 高速道路の工事に合わせて平成13年に始まった発掘調査で発見された「鷲ノ木遺跡」は、海岸から約1kmほど内陸に入った桂川河畔の小高い丘に位置し、竪穴土壙墓や竪穴住居が確認され、翌年には、その北側に巨大なストーン・サークル(環状列石)が発見された。 平成18年には国指定史跡となった鷲ノ木遺跡の環状列石は、大よそ4千年前の縄文後期のもので、駒ケ岳の厚い降灰によって耕作もされずに保護され、保存状態は良好である。それは20~60㌢の石が3重のやや楕円形に並べられ、長軸が約37㍍、短軸は約34㍍ある。石の先端は、火山灰に埋まり切らずに顔を出していた。 環状列石の周りに竪穴式住居などはないが、直近に大小10個の土壙墓があることから、葬送や祭祀を行う特別なところだったと推測される。 旧幕府の榎本軍が上陸したことで知られる森町の鷲の木。7月8日に当協会は、この地を訪問しました。森町教委さんの特別の御計らいで、防護シートを一部めくって、見学することが出来ました。感謝!! 遺跡が取り壊される恐れもあったが、道路工事は地下をくぐるものとなった。


























































第256回 森町の古代遺跡          北海道の歴史,北海道の文化,北海道文化財保護協会,http://turiyamafumi.kitaguni.tv/  

Posted by 釣山 史 at 20:27Comments(0)北海道の歴史