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2011年04月08日

魅惑の縄文 十勝編②

~幕別町ふるさと館

〒089-0571
 北海道中川郡幕別町字依田384番地の3 ℡(0155)56-3117
 開館:午前9時~午後5時
 休館:月・火、年末年始(12月30日~1月5日)
 料金:小・中学生100円、高校生以上200円


 宇宙人にも似た”斜光器(しゃこうき)土偶“は、よく知られているが、縄文早期の初期型は板状であったもので、これを”板状(ばんじょう)土偶“といい、東日本において、特に青森県や北海道南部で発達した。なかでも「青森県三内丸山遺跡」から出土した大型板状土偶は、重要文化財として有名だ。
 そして北海道では、蘭越のナイベツ川付近で発見された”男性形土偶“や鷲ノ木遺跡で出土の板状土偶が知られており、最近では、平成20年に余市町栄町7遺跡から”女性形土偶“が発見された。
 しかし、板状土偶の中心は道南地方であり、八雲町熊石鮎川洞窟遺跡、七飯町大中山遺跡、木古内町札苅遺跡、福島町館崎遺跡などがあげられ、そういう意味から、道東十勝の幕別町札内N遺跡で発見された板状土偶は、非常に珍しく貴重なもので、”船形土製品”といっしょに見れる。




























第235回 幕別の縄文        北海道の歴史,北海道の文化,北海道文化財保護協会,http://turiyamafumi.kitaguni.tv/






  

Posted by 釣山 史 at 21:31Comments(0)北海道の歴史