2010年08月15日
稚内みなと南極まつり
南極観測樺太犬の顕彰と供養
この8月7日に第50回稚内みなと南極まつりに行って来ました。
稚内市は南極観測で活躍した樺太犬タロとジロの故郷で、その観測に使われた初代観測船の船名も「宗谷」という、南極観測にゆかりある地だ。昭和36年の商工祭としてスタートした「稚内みなとまつり」と、翌年からの「稚内南極まつり」を合体して、今の「みなと南極まつり」となった。また、邦画「南極物語」のロケ地でもある。
南極観測樺太犬記念碑 樺太犬慰霊塔 南極樺太犬慰霊祭
◆稚内・みなと南極まつり
・南極樺太犬慰霊祭
・南極樺太犬を偲ぶ子どもの国フェスティバル
◆タロとジロ
昭和31年11月に南極観測船「宗谷」で出発した第一次隊に参加し、悪天候のために南極の昭和基地に置き去りとなったカラフト犬「タロとジロ」の生存が確認されたのは同34年1月、日本中に大きな感動を与えた。タロの遺体は北大にジロは国立科学博物館に保存され、また、東京タワーには「南極観測で働いたカラフト犬の記念像」がある。
◆初代・南極観測船「宗谷」
戦中は軍用船、終戦時は引揚船に使用されて海上保安庁の灯台補給船となる。昭和31年から36年まで南極観測従事したのちに北海道へ戻り、海上保安庁の巡視船として同53年に現役を引退。
昭和30年 11月、南極地域の観測を実施する旨の閣議決定がなされる。
昭和31年 3月、稚内公園に訓練所を設置し、犬ぞり訓練が始まる。
昭和31年 11月、第1次南極観測隊が東京を出発。
昭和33年 2月、越冬隊の撤収中に天候が急変、犬たちを置き去り。
昭和33年 7月、大阪に樺太犬慰霊像を建立し隊員らによる供養祭を行う。
昭和34年 1月、樺太犬タロ・ジロの生存が確認。
昭和34年 東京タワーに「南極観測ではたらいたカラフト犬の記念像」を設置。
昭和35年 南極観測樺太犬記念碑を建立。
昭和36年 樺太犬慰霊塔を建立。
昭和53年 巡視船(南極観測船)「宗谷」が引退。
昭和57年 「南極物語」の稚内ロケ。
昭和58年 「南極物語」が封切り。
紋別にもいた南極犬クマ
当時の北海道新聞
第198回 第一次隊南極観測で活躍した樺太犬の顕彰と供養 北海道の歴史,北海道の文化,北海道文化財保護協会,http://turiyamafumi.kitaguni.tv/
この8月7日に第50回稚内みなと南極まつりに行って来ました。
稚内市は南極観測で活躍した樺太犬タロとジロの故郷で、その観測に使われた初代観測船の船名も「宗谷」という、南極観測にゆかりある地だ。昭和36年の商工祭としてスタートした「稚内みなとまつり」と、翌年からの「稚内南極まつり」を合体して、今の「みなと南極まつり」となった。また、邦画「南極物語」のロケ地でもある。
南極観測樺太犬記念碑 樺太犬慰霊塔 南極樺太犬慰霊祭
◆稚内・みなと南極まつり
・南極樺太犬慰霊祭
・南極樺太犬を偲ぶ子どもの国フェスティバル
◆タロとジロ
昭和31年11月に南極観測船「宗谷」で出発した第一次隊に参加し、悪天候のために南極の昭和基地に置き去りとなったカラフト犬「タロとジロ」の生存が確認されたのは同34年1月、日本中に大きな感動を与えた。タロの遺体は北大にジロは国立科学博物館に保存され、また、東京タワーには「南極観測で働いたカラフト犬の記念像」がある。
◆初代・南極観測船「宗谷」
戦中は軍用船、終戦時は引揚船に使用されて海上保安庁の灯台補給船となる。昭和31年から36年まで南極観測従事したのちに北海道へ戻り、海上保安庁の巡視船として同53年に現役を引退。
昭和30年 11月、南極地域の観測を実施する旨の閣議決定がなされる。
昭和31年 3月、稚内公園に訓練所を設置し、犬ぞり訓練が始まる。
昭和31年 11月、第1次南極観測隊が東京を出発。
昭和33年 2月、越冬隊の撤収中に天候が急変、犬たちを置き去り。
昭和33年 7月、大阪に樺太犬慰霊像を建立し隊員らによる供養祭を行う。
昭和34年 1月、樺太犬タロ・ジロの生存が確認。
昭和34年 東京タワーに「南極観測ではたらいたカラフト犬の記念像」を設置。
昭和35年 南極観測樺太犬記念碑を建立。
昭和36年 樺太犬慰霊塔を建立。
昭和53年 巡視船(南極観測船)「宗谷」が引退。
昭和57年 「南極物語」の稚内ロケ。
昭和58年 「南極物語」が封切り。
紋別にもいた南極犬クマ
当時の北海道新聞
第198回 第一次隊南極観測で活躍した樺太犬の顕彰と供養 北海道の歴史,北海道の文化,北海道文化財保護協会,http://turiyamafumi.kitaguni.tv/