さぽろぐ

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2010年08月08日

廃墟、稚内の旧軍施設

稚内の戦時遺産

 終戦記念日にほど近い、この7日に、宗谷海峡にのぞむ旧日本軍の施設巡りをしました。

大岬旧海軍望楼
 日露関係が悪化した明治35年に宗谷岬に建設され、日露戦争では、当時、最強と云われたバルチック艦隊の監視に当った。2年後には無線通信所となり、太平洋戦争では潜水艦を監視した。稚内市で最古の歴史的建造物で、昭和43年に市有形文化財に指定される。


















旧陸軍砲台指揮所
 昭和16年に砲台が竣工し、海軍望楼の背面に位置する。カノン砲4門が配備された鉄筋コンクリート造2階建の建造物は、比較的に保存状態が良く、周辺にはトーチカも点在する。歴史的建造物。







旧大湊海軍通信隊稚内派遣隊幕別送信所
 昭和6年に送信所として建設されたレンガ造りの送信施設と隊舎、倉庫が残る。当時は、アンンテナがそそり立っていたと云う。
 太平洋戦争では、敷地面積6haに一個中隊が配備され、大本営と最前線を中継した重要施設であった。


送信所庁舎1、2              隊舎1、2                        倉庫










第196回 旧陸海軍施設を探検      北海道の歴史,北海道の文化,北海道文化財保護協会,http://turiyamafumi.kitaguni.tv/